林修先生の番組で卵の種類や個性について詳しく放送されました。
脳・血管・筋肉に良い食べ方や、免疫低下・動脈硬化・肌トラブルといった気になる症状別の最適な卵の食べ方、さらに『最強の卵かけご飯』についての紹介でした。
かつては『卵は1日1個まで』と言われていましたが、2018年では『1日に何個食べてもOK』であることが番組で検証済。
私はいまだに『卵1日1個』という古い時代を愚直に生きているのですが、今回の番組を見て『1日2個』食べよう!っと考えをシフトチェンジ。
番組では、卵の栄養や『1日2個』がどのように体に効果があるか説明されています。
私が気になったのは「卵の種類と栄養の関係」。
家族の栄養のカギを握る“ワーキングママ”としては聞き捨てならない情報です。
ぜひ、卵を購入する際の情報として詳しく見ていきましょう!

卵の栄養素
卵は「完全栄養食品」と呼ばれるほどさまざまな栄養素をバランス良く含んでおり、私たちの健康維持に欠かせない食材です。
卵はビタミンCと食物繊維以外のほとんどの栄養素を含んでいます。
主要な栄養素
・タンパク質:
Mサイズの卵1個(約50g)には約6gのタンパク質が含まれています。
・脂質:
卵の脂質のほとんどは卵黄に含まれており、特にレシチンというリン脂質が豊富です。
・ビタミン:
脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの両方が含まれています。
・ミネラル:
鉄、亜鉛、リン、カルシウムが含まれています。
卵の殻の色と栄養価
スーパーでよく見かける卵には、白い卵(白玉)と褐色の卵(赤玉)があります。
これ以外にも、薄い褐色のピンク玉や、珍しい青い卵を産むアローカナという鶏もいます。
実は、卵の殻の色が違っても、中身の栄養価にほとんど差はありません。
赤玉だからといって白玉より栄養が豊富というわけではないんです。
殻の色は、卵を産む鶏の種類(鶏種)によって決まります。
例えば、白い羽の鶏は白玉を、茶色い羽の鶏は赤玉を産む傾向があります。
赤玉の方が少し値段が高いことがありますが、これは赤玉を産む鶏が食べるエサの量が多いことや、産卵量が少ないこと、特定の飼料を与える生産者が多いことなどが理由。
卵黄の色と栄養価
卵黄の色も、薄い黄色から濃い赤みがかった黄色までさまざまですよね。
黄身の色が濃いと栄養があるように感じがちですが、これも栄養価とは直接関係がありません。
卵黄の色は、鶏が食べるエサに含まれる色素によって変化します。
例えば、トウモロコシが主な飼料だと黄色い黄身になります。
パプリカやマリーゴールドなどをエサに加えることで、より濃いオレンジ色の黄身になる。
白米や白い食物を与えると白っぽい黄身にもなるようですね。

黄身は濃い色の方が栄養価は高いはずという固定概念がありました。
今まで勝手に思っていたことが結構違っていて衝撃!
卵の大きさと栄養価
卵にはS、MS、M、L、LLなどのサイズがありますが、これらは卵1個あたりの重さによって分類されています。
鶏は成長するにつれて大きな卵を産むようになります。
卵のサイズが大きくても小さくても、卵黄の大きさ・重さはほぼ一定。
そのため、大きさによって栄養価に大きな違いはありません。
もちろん、Mサイズの卵とLサイズの卵を比べると、Lサイズの方が全体量は増えるため、カロリーやタンパク質などの総量は多くなりますが、単位あたりの栄養価はほぼ同じです。

栄養は大きさに関係ないようだけれど、タンパク質を多く摂りたい方にとっては白身の量が多い大きいサイズを選んだ方がいいのかな。
その他の卵の種類
・有精卵と無精卵:
スーパーで売られている卵のほとんどは無精卵です。
有精卵の方が栄養があると思われがちですが、分析しても栄養的な差はほとんど認められません。
・特殊卵(機能性卵):
最近では、特定の栄養素を強化した卵も多く販売されています。
例えば、ヨウ素を強化した「ヨード卵」や、DNAを強化した卵などがあります。
終わりに
卵の殻の色や黄身の色、そして大きさには、主に鶏の種類や与えられるエサによって決まるものであり、基本的には栄養価にほとんど違いがないということです。
美味しい卵を選ぶには、色だけでなく、卵の飼育環境やエサ、鮮度なども考慮すると良いでしょう。
私は、「茶色いおおきいサイズの卵」をおのずと選んでいましたが、エサや鮮度を見るのも購入材料のひとつですね!

卵の栄養を考えると積極的に摂ってほしい食材の一つ。
これ以上、卵の価格が上がらないことを願います…


