※この記事にはPRが含まれます。
パテラと診断されて、まず見直したのがフローリング。犬にとってフローリングは想像以上に滑ります。
滑るということは、毎回、関節に負担がかかっているということ。

あのとき、「もっと早く対策していれば」と思いました。
いざ調べてみると想像以上に選択肢があり、正直かなり迷いました。
敷くべき?塗るべき?
前面に対策する?一部だけ?
この記事では、パテラ持ち犬のフローリング対策として考えられる5つの方法を比較し、それぞれのメリット・デメリットをまとめます。
わが家で実際に検討・使用した経験も含めて、本音で解説します。
なぜパテラ持ち犬にフローリングは危険?
パテラ(膝蓋骨脱臼)と診断されてから、私が真っ先に見直したのがフローリングでした。
▶︎ パテラ(膝蓋骨脱臼)と診断された経緯や、グレード2〜3で手術を選ばなかった理由、5年間の経緯については、こちらの記事で詳しく書いています。
フローリングは人にとっては快適ですが、犬にとってはとても滑りやすい床です。
特にパテラ持ちの犬は、後ろ足に瞬間的な負荷がかかる動きが大きなリスクになります。
走り出すとき。
急に方向転換するとき。
ジャンプして着地するとき。
その一瞬の“ツルッ”が、膝関節に強い衝撃を与えます。
踏ん張れない状態で滑ると、膝が横にブレやすくなり、関節への負担が積み重なります。これが繰り返されると、症状の悪化につながる可能性もあると獣医師に言われました。
実際、わが家でもフローリングの上で、まるでスライディングのように軽く滑ったあとに、「このままで大丈夫なの?」と本気で不安になりました。
フローリング対策は見た目の問題ではなく、
パテラ持ち犬にとっては“関節を守るための環境づくり”です。
だからこそ、床の滑り対策はとても重要だと感じています。


幼少期の愛犬。
ボールを追いかけ急に方向転換した瞬間、フローリングで後ろ足が滑りました。
「危ない!」と思った瞬間、そのままスライディング。
この様子を見た瞬間に、フローリング対策の必要性を本気で感じました。
そこでわが家は、パテラ持ち犬のためのフローリング対策を本気で調べました。
実際に検討・使用した方法も含めて、代表的な5つの対策を比較します。
パテラ持ち犬のフローリング対策5選
❶ 滑り止めワックス|敷かないという選択肢
「できれば何も敷きたくない」
正直、これが本音でした。
リビングの見た目もあるし、掃除のしやすさもある。家族の生活動線もある。
そこで最初に検討したのが、フローリング用の滑り止めワックスでした。
塗るだけで床の摩擦を上げる方法です。
メリット
- 見た目が変わらない
- 部屋がスッキリしたまま
- 掃除がしやすい
- 床全体を一気に対策できる
何かを敷かなくていいのは大きな魅力です。

インテリアを崩さず、フローリング全体の滑りを抑えられるのはメリットだと感じました。
デメリット
- 効果の持続時間に差がある
- 定期的な塗り直しが必要
- 商品によっては滑り止め効果が弱い
- 塗る手間・乾かす手間がある
- 色むらが出やすい
特に気になったのは「効果の差」。
口コミを見ても、「ほとんど変わらなかった」「思ったより滑る」という声もあれば、「かなり改善した」という声があります。
同じ“滑り止めワックス”でも、効果の感じ方にかなり差がある印象でした。
滑り止めワックスは、“軽度の滑り対策としてはあり”。
でも、パテラ持ち犬の関節を本気で守るには、ワックスだけで守り切るのは、正直不安でした。
❷ 絨毯(タイルカーペット)|部分的に守るという選択
「ワックスだけでは不安が残る。」
そう感じた私は、次に“絨毯(タイルカーペット)”を検討しました。
前面に敷き詰めるのではなく、よく走る場所・曲がる場所だけを守る方法です。
メリット
- 関節への衝撃を和らげる
- 滑りにくい
- 汚れた部分だけ交換できる(タイルカーペットの場合)
- 保温・防音効果もある
特にパテラ持ち犬にとって大きいのは、
踏ん張れる感覚があること。
フローリングではツルッと流れた動きが、
しっかり止まりやすくなります。

実際にサムは、連れて行く会社の絨毯の上では、走り出しや方向転換が安定していて、「やっぱり滑らない床って大事なんだ」と実感しました。
安定して走れるだけで、見ているこちらの不安も減りました。
デメリット
- 掃除が大変
- ダニやホコリの管理が大変
- インテリアの印象が変わる
- 広範囲に敷くとコストがかかる
- 液体をこぼすとシミになりやすい
正直に言うと、部屋の雰囲気が変わるので、フローリングのスッキリ感はなくなります。
関節を守る目的なら、効果はかなり高いと感じました。
パテラ持ち犬の床対策としては、安心感のある方法だと感じました。
ただし、掃除の手間や見た目とのバランスは考える必要があります。
❸ ラグ|軽く始める部分対策
「全部に敷くのはちょっと大袈裟かも….」そう思って検討したのが、リビングの一部にラグを敷く方法。
インテリアにも馴染みやすく、手軽に始められる対策です。
メリット
- 見た目がおしゃれ
- 取り入れやすい
- 部分的に滑りを防げる
- 季節に合わせて変えられる
- コストが比較的抑えやすい
- すぐに始められる
リビング中央など、よくくつろぐ場所に敷くだけでもある程度の安心感はあります。
デメリット
- 走る動線すべてをカバーできない
- ラグの外で滑る可能性がある
- ずれると逆に危険になることも
- 滑り止め加工の有無で効果に差が出る
実際に考えてみると、犬はラグの上だけを歩いてくれるわけではありません。
走った先がフローリングだった場合、そこで滑ってしまう可能性があります。
「軽い対策」としてはあり。
パテラ持ち犬の関節を守る意味では、ラグだけでは少し不十分に感じました。
滑るリスクを“部分的に減らす”方法だからです。
❹ コルクマット(ジョイントマット)|わが家が選んだ理由
いろいろ検討して、最後に選んだのがコルクマット。最初は見た目が少し気になっていました。
でも、滑るたびにヒヤッとする生活より、安心して走らせてあげられる環境のほうが大事だと感じたんです。
メリット
- クッション性がある
- 滑りにくい
- 関節への衝撃を吸収しやすい
- 部分的に敷き替え可能
- 防音効果もあり
特に大きかったのは、クッション性。
フローリングの“硬さ”がなくなるだけで、着地の衝撃がやわらぎ、足への当たりがまったく違いました。
走り出しも、方向転換も、明らかに安定しました。「踏ん張れている」感覚が見てわかる。

パテラ犬にとっての踏ん張りは、安心感は大きかったです。
デメリット
- つなぎ目にゴミが入りやすい
- 広範囲に敷くとコストがかかる
- フローリングのスッキリ感は多少変わる
- 定期的な掃除は必要
見た目は多少変わります。でもそれ以上に、“安心感”が勝ちました。
関節を本気で守りたいなら、コルクマットはかなり有力な選択肢だと感じました。
パテラ持ち犬と暮らす中で、「床を変える』というのは想像以上に大きな意味がありました。
滑らない環境は、犬の動きを変えます。そして、飼い主の不安も減らしてくれます。
それは、わが家のインテリアとの相性。
わが家はオールドアメリカンテイストの空間です。
一般的なウレタン素材のマットだと、“子ども部屋感”が出てしまいます。
その点コルクは、ワインコルクのような質感があり、空間に自然と馴染みました。
見た目も妥協せずに済んだことは、長く続けられた理由のひとつです。
床対策は機能だけじゃなく、
暮らしの雰囲気とのバランスも大切だと感じています。
▶︎ コルクと絨毯で迷ったときの比較は、こちらの記事で詳しくまとめています👇
❺ ペット専用マット|手軽さと安心感のバランス型
最後に検討したのが、ペット専用の吸着マットや滑り止めマットでした。
最近は、「犬用」「ペット用」と明記された商品も多く、フローリング対策として選びやすくなっています。
メリット
- 裏面が吸着タイプでずれにくい
- 撥水効果で完全防水のものが多い
- 薄型でつまずきにくい
- 折りたたみタイプや、ロールタイプがある
- 柄デザインの種類が豊富で、インテリアに合わせやすい
- 商品によっては、関節への負担を考えたクッション構造のものもある
“ずれにくい”という点は大きな安心材料。
ラグと違って動きにくい設計になっているものも多く、実用性は高いと感じました。
デメリット
- 薄いタイプは衝撃吸収力が弱い
- 前面に敷くと枚数が多くなる
- 高機能タイプは価格が上がる
- 商品によってクッション性に差がある
滑り止めとしては有効ですが、クッション性や関節保護力は商品によって大きく差があります。
パテラ対策を意識した厚みのあるタイプ、高クッションペット専用マットもあり、愛犬家から高く評価されている商品も増えています。

ただし、その分価格は高めになりコストはかかります。
“選び方次第”で評価が大きく変わる対策だと感じました。
【比較表】どれがパテラ犬に向いている?
※評価基準
◎=かなりおすすめ
○=条件に合えば十分
△=目的次第
わが家の体験と調べた情報をもとに、パテラ持ち犬目線で比較しました。
表① 性能
| 滑り | 関節 | 掃除 | 総合 | |
| ワックス | ○ | △ | ◎ | ○ |
| 絨毯 | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
| ラグ | △ | △ | ○ | △ |
| コルク | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
| 専用マット | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
※専用マットは商品により性能差あり
表② 暮らし
| 見た目 | 初期コスト | ズレにくさ | |
| ワックス | ◎ | ○ | ◎ |
| 絨毯 | ○ | △ | ◎ |
| ラグ | ◎ | ◎ | △ |
| コルク | ○ | ○ | ◎ |
| 専用マット | ○ | △ | ◎ |
※コルクは内装との相性による
※専用マットは商品(柄)の相性による
【結論】わが家の選択
わが家が最終的に選んだのは、コルク素材のジョイントマットです。
でも、最初からではありません。
愛犬を迎えたばかりの頃、「ラグを敷けば大丈夫」と、思っていました。
実際、ラグの上では滑らない。でも、ジャックラッセルは動きが激しい犬種。
走る。
急に方向転換する。
テンションが上がると止まらない。
その動きによって、ラグの外で何度も滑っていました。
ある日、ボールを追いかけて急停止。
後ろ足が流れ、スライディング。

あのヒヤッとした瞬間。
その後、パテラと診断されました。
もちろん原因はひとつではありません。でも、あの「部分対策」では足りなかったと、今は思っています。
だからこそ、床は“部分的に守る”のではなく、愛犬の日常動線を守ることにしました。
その結果が、コルクマットです。
わが家はオールドアメリカンテイストで、ウッド・アイアン・ヴィンテージ感。そこにコルクは自然に馴染みました。

ワインのコルク栓のような質感が、ヴィンテージ感に意外と相性がいい。
「犬のため」だけでなく、「家族の暮らしとしても違和感がない」これも大事なひとつの判断基準です。
パテラ持ちの子にとって、床は毎日のリスク。「まだ大丈夫」ではなく、「今できること」を。
後悔を減らすために、できる対策から始めてほしいです。

ゆったりくつろぐ愛犬
パテラ犬の床対策で忘れてはいけないこと
どんなにマットを敷いても、どんなに滑り止めをしても、それだけで安心してはいけません。
床対策は「ひとつのピース」であって、それだけでパテラを防げるわけではないからです。
床対策だけでなく、内側からの見直しも意識しています。
▶︎ 実際に5年間続けてきたフード比較と、
使ってきた関節サプリ比較はこちらにまとめています。
① 爪と足裏は定期的に整える
- 爪が伸びている
- 足裏の毛が伸びている
これだけでグリップ力は一気に落ちます。
どんなに良いマットでも、足元が整っていなければ意味がない。
わが家も、ここはかなり意識しています。
② 体重管理は最大の関節ケア
- 軽すぎても筋肉が落ちる
- 重すぎれば負担が増える
愛犬は一時期、体重を落としすぎて背骨が浮き出るほどになりました。
「減らせば安心」ではない。その子の“適正体重”を維持することが大切です。
③ 興奮させすぎない環境づくり
- 急発進
- 急停止
- ジャンプの繰り返し
これが積み重なると負担になります。
完全に止めることはできない。でも、「滑るかもしれない床で全力ダッシュ」この状況は避けられる。
床対策は、そのリスクを減らすためのものです。
④ 床だけに頼らない
床対策・筋肉づくり・関節サポート・日常のケア。
これらが合わさって、やっと“守る力”になります。
わが家も、
この組み合わせで今を維持しています。
まとめ|パテラ持ち犬のフローリング対策は「今できること」から
フローリング対策には、さまざまな方法があります。
正解はひとつではありません。
わが家は、ラグだけの部分対策では足りなかった経験から、コルクマットを選びましたが、家の間取りやインテリア、サムの動き方を含めて出した結論です。
大切なのは、
- その子の動きを知ること
- 毎日の生活動線を見ること
- 無理なく続けられる方法を選ぶこと
床は、毎日使う場所。だからこそ、「まだ大丈夫」ではなく、「今できることを少しずつ」。
ヒヤッとする瞬間が減るだけでも、それは立派な対策だと思っています。
まずは小さな範囲からでも、できることから始めてみてください。
未来の後悔を、ひとつ減らすために。
▶︎ わが家が日常で続けている食事管理や関節ケアについても、別記事で詳しくまとめています👇







